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女正月

 という言葉があるかは知らないけど、祖母がそう命名してたので。
 意味は女ばかりで過ごす正月、らしい。

 元日は叔母と従姉妹が遊びに来て、従姉妹が初売りで買い込んだ服でファッションショーを開催してました。
 そしたら祖母が「昔のワンピースがあるけど着ないか」と言い出して、出して来たのは30年以上前の、叔母が独身時代に着ていたワンピースその他
 ちなみにそれらは私が数年前に勧められてその大時代なデザインにさすがに辞退したものたち。
 叔母も「よくこんなの取っておいたね」と若干呆れ顔。

 張本人の従姉妹はというと「本物のヴィンテージワンピース!」と大喜び。
 ファッションショーを再開させたのでした。
 彼女曰く、原宿とかで高く売っていて、普段は買いたくても買えないそうな。
 従姉妹は背が高いからダボッとしたワンピースも膝丈になって確かに似合ってたけど、若い子の感性は分からない…。

 かく言う私も、祖母から言わせれば「夜の女みたいで品がない」柄の着物を「アンティーク着物」と呼んで着てるんだけどさ。


 そして従姉妹のファッションショーが終わった後、今度は叔母の着物を私がいただきました。
 前述の通り従姉妹は背が高い(170cm弱)。
 対して叔母は私と大して変わらない150cm台後半。
 叔母は「女の子を産んだら自分の着物を譲るのが夢だったけど小学5年生で身長は抜かれたし、ふまきになら」と言って、着物を持ってきてくれました。

 その内訳は江戸小紋1枚、附け下げ(訪問着)3枚、一つ紋の色無地1枚。

 今度は私のファッションショー開始。
 それを見て祖母が「女正月だとこういうことが出来て楽しいね」と言ったのでした(叔父と従兄弟はK-1観戦東京に出掛けていた)。

 叔母からいただいた着物はどれも品がいいものばかりだし、私は現代柄(振り袖の広告でモデルが着ているような花模様とか)嫌い古典柄好きなので、叔母が若い頃に買った柄は私の好みにもピッタリ。
 色無地も地模様が派手なのが私好み。
 江戸小紋はまだ持っていなかったので嬉しくて嬉しくて…。

 それに叔母の若い頃の体型が私とほとんど同じだからサイズがちょうどよいし。
 ついでに言うと、母の着物は私に似合わない物が多い…。


 娘に譲ることの出来なかった叔母はかわいそうだけれど、代わりに私が大事に着ようと思う。

 しかし本当に嬉しいなあ。
 勢い余って欲しかった帯を衝動買いしてしまいそうなくらい(>_<)
 落ち着け私~
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